スピーカーの部屋

最終更新日1998年8月8日


【概要】

スピーカーもアンプ同様、考古学の対象になりにくいモデルである。
大昔のスピーカーでもまったく色褪せず、現在でも通用する実力を持っているからだ。
せっかくですから、手元にある珍しいと、いうか、私が気に入ったスピーカーモデルを載せておきましょう。


TANNOY SYSTEM215 STUDIO SERIES
TANNOY STUDIO215 \1,300,000(90)
ステレオサウンド誌選定'90コンポーネンツ・オブ・ザ・イヤー受賞モデル。
タンノイ伝統の同軸型ユニットを採用。
磁気回路、ダイアフラム、ホーンすべて新設計だったらしい。
評論家各氏によるとそれでもタンノイの音を持っていてすばらしいと絶賛されている。
まあ、これくらいの金額のスピーカーならはずれはないだろうと思うのが私のような貧乏人。

BOSE 101 Italiano BOSE 101 Italiano \42,800(89/4/1)
なんだかほっとする値段のモデル。
ファッショナブルでありながら確かな実力を持つBOSEのスピーカー。
私も101とAM-02を使用しているのでBOSEはけっこう好きなのだ。
で、なんでここで載っているのかというと、単純に私がこのスピーカーのファンだからなのだ。(^o^)

BOSE 501Z BOSE 501Z \109,200(89/4)
これもまた新発売当時に試聴してショックを受けたBOSEの小型スピーカー。
こんな小さなスピーカーからどうしてこんな重低音が出るのか不思議だったが、別にスーパーウーファーユニットがある事が分かり、謎があっさり解けておもしろくなかった。


【資料御提供は秋田県在住のKOW様です】

BOSE 10.2_2 BOSE 10.2_2
方式:アクースティマス ラジアル・エナジー・アレイ
ドライバーユニット:20cmウーファー×1、20cmミッドレンジ×1、5.1cmツイータ×2
インピーダンス:8Ω
許容入力:180W
サイズ:300(W)×984(H)×300(D)mm
重量:21kg
カラー:ブラック
価格:\240,000(1ペア)


Mcintosh XR-290 Mcintosh XR-290 価格不明

息を呑むステレオイメージとパワーエネルギー、異次元へ。

ハイエンドオーディオの世界にあって、マッキントッシュはアンプとともにスピーカーの分野でも極めて先進的な役割を果たし、理想の音楽再生のためにまったく独自のセオリーと技術を築き上げてきました。
XRシリーズのコラムスピーカーが醸し出すリアリスティックなステレオイメージは、決して忘れることのできないマッキントッシュだけの魅力。
そのパフォーマンスクォリティを今、XR-290が隔絶した高みへ昇華させます。

●高められたトータルコラムコンセプト
XR-290は、一体化されたエンクロージュアに3つのパラレルコラムを持つトータルコラムコンセプトの3ウェイスピーカーシステムです。
4本の30cmウーファー、12本の13cmミッドレンジ、さらに24本の2.5cmドームツイーターが、それぞれ垂直インラインにマウントされ、バーチカルコラムを形成しています。
マッキントッシュの思想と技術とノウハウを集大成した世にもユニークなこの構造は、水平方向にすばらしくリニアな円筒状の波面を作り、垂直方向に対しては過度の拡散を防いで天井と床のアコースティックな悪影響を排除します。
水平方向に対しては可聴帯域全体にわたって均一な広がり、ナチュラルな広指向性のハイパワーエネルギー。
部屋中に音楽が満ち溢れる驚くべき音場感、生々しいステレオプレゼンスが、そこから生み出されているのです。

●高性能ユニットの精妙なハーモニー
合計40本のユニットが、まるで単一音源のように整然と歌うXR-290。
それには、一つ一つのユニットが並外れたクォリティを持ち、極度にデリケートなバランスでトータルに調和していなければなりません。
マッキントッシュの驚異は、クロスオーバーネットワークの設計をはじめとする整合技術の精妙さと、妥協の無い高性能デバイスの選択に基づいています。
たとえば新しい磁気回路によってアッパーバス帯域の歪みを徹底的に低減したLD/HP(Low Distortion/High Performance,PAT,PEND.)ウーファーは、XR-290が初めて採用したハイクォリティドライバーユニットです。
人の声の自然さ、強力なハンドリングパワーは、それ自体が既に異次元を思わせます。

●リスニングポイントから、エリアの時代へ
一般的なスピーカーには、スウィートスポットと称せられるリスニングポジションの制約が存在し、その場所以外ではステレオイメージがそこなわれてしまいます。
XR-290はしかし、ステレオ再生の常識でさえあったこの問題が、技術的な不備から生じていることを鮮やかに証明します。
マッキントッシュの技術が到達したこのスピーカーには、事実上リスニングポジションの制限がありません。
座っても、立っても、あるいは片チャンネルのスピーカーの前で聴いても、適正な聴取距離の範囲では正しいステレオイメージが得られます。
トータルコラムコンセプトが、従来のスピーカーシステムの限界を打破し、新しい常識を作り上げたのです。
息を呑む音場の広がりと奥行再現は、もうたった一人のための窮屈な世界ではなくなりました。
そして超低域まで悠々と伸びた強靭なパワーも、これまでの常識をはるかに越えています。

●プログラムピーク1200Wのパワーハンドリングキャパシティ。
レスポンスは16Hzから20kHzにおよぶ堂々のワイドレンジです。

●入力端子は、バイワイヤリング、トライワイヤリングにも対応できる3ウェイ独立設計。
金メッキのジャンパープレートで連結されています。
●エンクロージュアは2分割して移動可能です。

形式:3ウェイ40スピーカー
ユニット構成:ツイータ=2.54cmドーム型(24個)
       ミッドレンジ=12.7cmコーン型(12個)
       ウーファー=30.5cmコーン型(4個)
再生周波数帯域:16〜20,000Hz
出力音圧レベル:87dB(1m/1W)
許容入力:1,200W(プログラムピーク/オーバーロードプロテクション付き)
インピーダンス:8Ω
クロスオーバー周波数:400Hz、1,300Hz
外形寸法:730(W)×2108(H)×318(D)mm
重量:151kg(本体、組立時/輸送は3梱包)
仕上げ:ウォルナット/オーク(標準)、ピアノブラック/ピアノローズウッド(特注)



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