ラックスマンカセットデッキの部屋

最終更新日1999年1月2日


【概要】

ラックスマンのカセットデッキです。
【ラックスマン半速モードのデッキ】 情報御提供はけんぱん様です。

LUX

ラックス5K50M

ステレオ・カセットデッキ 5K50M \298,000
 3モーター独立3ヘッド メタル対応
 あらゆる面から、カセット・デッキの究極の姿を追求した5K50M。
 デュアル・キャプスタンと3モータによる走行メカニズム。
 メタル対応はもちろん、すぐれた音質の独立3ヘッド構成。
 独自のBRBS方式採用によるDC録音アンプとDC再生アンプの組合せなど、すべての面でカセットの概念を打ち破る新機軸を採用。
 オープンを凌ぐカセットの登場。
 ●ヘッド&モータ構成/独立3ヘッド&3モータ
 ●駆動方式/デュアル・キャプスタン
 ●W&F/0.03%(W.R.M.S.)
 ●SN比/71dB以上(メタルテープ、Dolby on)
 ●周波数特性/20〜22,000Hz(±3dB,メタルテープ)
 ●寸法・重量/442(W)×146(H)×389(D)mm・12.5kg

【けんぱん様の御意見】
以前、簡易掲示板で「半速/倍速カセットデッキの部屋」を提案させていただいた直後、ラックスの5K50もそうでした!というレスを戴いて驚きました。
モデル名までは知らなかったからです。
かろうじて同社の古い総合カタログ(発行時期不詳)から5K50Mの写真を採取できましたが、おそらく当時の情勢(メタルテープの登場)からして5K50をメタルテープ対応にした後継機です。
カタログは、他社同様に速度切換機能についての記事が全く無く、速度切り替えSWがどこにあるのかも写真では判別できません。
5K50Mにモデルチェンジされた時点で省略された可能性も否定できませんし、だいたい半速デッキだったのか倍速デッキだったのか、あるいは空前絶後の「3速」デッキだったのか、それすらも判らないのです。
しかし、5K50が半速/倍速カセットデッキだったと推測する状況根拠が存在します。
私が所有する、メタルテープ登場直前の頃の製品と思われるラックスのカセットテープ(考古学にUPしていただいております)のラベル面には、NRのON/OFF同様にテープスピードを記入する欄が設けられているのです。
しかも「×1/2」と「×2」の両方!
その他にも、ヘッドブロック丸ごとの交換を可能にするとか、ハーフにアジマス調整機構や残量検出機構を装備させるなど、当時のラックスは意欲的にカセットテープの規格そのものをいじろうとしていましたから、テープ速度だけ規格を遵守したとは考えにくいのです。
82年のオーディオ・フェアで、ハーフからテープを引き出してローディングするデッキまで参考出品していたCカセット界のアウトロー、LUXMAN。
1985年にはK−109(←ALPINE/LUXMAN)で+50μsのEQを提案したりもしています。

【筆者より】
実はK-109は一度買ったことがあります。
しかし、その2時間後、諸事情によりキャンセルした経緯があります。

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