特別企画・ED Beta VIDEOの部屋
最終更新日1998年11月12日
資料御提供は静岡県の高林様です。
【概要】
なぜか皆様からのリクエストが多いED-Beta規格。
実はまだEDV-9000がソニーカタログに載っているので現役規格である。
ソニーショップで注文していただければなんとか手に入れることは可能である。
愛用者の数はおそらくDCCに比べるとかなり多いと思う。
したがって、特別企画とさせていただく。
EDベータは映像記録帯域を9.3MHzまでシフトアップして水平解像度500本を実現した。
テープも専用のメタルテープを使用することとなった。
あとの詳細な情報は専門のガイドブックを読んでください。
ベータサイズのメタルテープといえば熱心なビデオマニアはすぐにベータカムSPを思い出すであろう。
アナログ業務用途で世界一のシェアを誇るベータカム方式。
ソニーは公式には発表していないが、ベータカムSPビデオテープをそのままEDベータ用として使用できる。
EDベータ用テープの誤消去防止爪は一般のベータテープとは違い、ベータカムSPテープと同じ位置にある。
秋葉原当たりでは局の払い下げと思われるベータカムSPテープが売られているので高価な専用EDベータテープを買うよりもベータカムSPテープを買う方が安く上がる場合もある。
※ただし、メーカーはもちろん私も動作を保証するものではありません。
不具合があっても自己責任で解決願います。
EDベータ一号機
SONY EDV-9000 \295,000(87/9)
【カタログより】
EDベータのプレステージモデル。
ビデオの画質を判断するのにもっとも利用される尺度が水平解像度の本数。
EDベータの場合、500本以上のハイスペックを達成しています。
現行の放送システムが約330本。
レーザービジョンが400本前後であることからも、そのクォリティの高さが想像いただけると思います。
ピュアAVを追求したクォリティ志向のEDベータ
SONY EDV-5000 \189,000(88/9)
兄貴分のEDV-9000と同時に発表され、最初はよく売れたようだがけっきょく短命に終わったEDV-5000。
今ではもう修理が不可能だという。
編集機能はほとんど未装備でFEヘッドも無く、人気はまったく出なかった。
たしか1987年の11月の発売だったと思う。
EDV-9000よりも106,000円も安いのでEDベータのセカンドデッキとして購入する人も多かった。
新時代のクォリティAVソース、衛星放送も余裕でキャッチ
SONY EDV-7000 \220,000(88/9)
1988年頃から急に盛り上がった衛星放送。
それまではNHKの地上波と同一プログラムでの放送だったのが独自プログラムを放送するようになったのだ。
それにソウルオリンピックも開催されてここでいっきにAVブームになったのである。
そのような時代背景の元で発売されたEDV-7000。
ソニーのSAT-100RというBSチューナーをコントロールする機能を持ち、電源ON/OFFからチャンネル選択やタイマー録画までもコントロールできた。
EDV-5000とは違い、ちゃんとFEヘッドも装備し、簡易的な編集機能も持っていた。
フロントパネル右側にある見慣れないスイッチは「シャトルエディット」という機能ボタンで1/4倍速スロー再生ができるものである。
衛星方送受信に対応するBSコントロール機能装備のニューベーシックEDベータです。
SONY EDV-6000 \175,000(92/3)
資料御提供は広島県在住の伊関様です。
YOKO様からの情報でEDV-8000が1989年発売、EDV-6000は1990年発売だったそうである。
テレビ番組や衛星放送を高画質で録画する、あるいはカメラ撮りした映像を編集する....。
EDV-6000はこれらAVシーンの中で、特に衛星放送に照準を合わせたEDベータのベーシックモデルです。
水平解像度500本の鮮明画像、90dBにも及ぶ広大なダイナミックレンジを達成したメタルベータハイファイの採用といった高画質・高音質技術を背景に、このクォリティソースを、より簡単な操作で記録、再生することをポイントにBSコントロール機能を装備。
ソニーのBSチューナーSAT-100RX、SAT-55GRXなどと組み合わせて、あたかもBSチューナーが内蔵されているかのように、電源のON/OFFからチャンネルの選択、タイマー予約までEDV-6000側から操作できます。
またその他のBSチューナーとの組み合わせでも、EDV-6000のタイマー録画動作に連動させてBSチューナーの電源をON/OFFするBSオンライン機構で幅広く対応します。
操作性についても、コンピュータサーボメカの採用によりさらにグレードアップ。
このほか、ビデオ再生時に適切な特性を設定できるビデオバンドセレクトやシャトルエディット、予約操作を手軽にした液晶予約リモコンを装備するなど、高品位なビデオライブラリー作りのための便利な機能を凝縮させました。
このカメラは事実をそっくり記録するために生まれた。
SONY EDCAM EDC-50 \730,000(88/9)
EDベータ方式唯一のビデオ一体型カメラ。
EDベータ専用モデル。
一般のベータテープは使えない。
民生用カムコーダーとして初めて2CCDを採用。
カメラブロックの水平解像度は550本を実現。
1/2000秒の可変速電子シャッターを装備。
カメラ部単体モデル。
CCD-50K \443,100
この画像はカメラアダプターKA-C50(\120,000)と組み合わせた状態。
VTR部単体モデル。
EDV-50 \295,400
この画像はVTRアダプターVA-C50(\80,000)と組み合わせた状態。
ED-Metal EL-500 \3,500 EL-250 \2,800
【カタログより】
家庭用1/2インチテープとして初めてメタル磁性体を採用。
EDベータの実力を最大限に引き出す"ED-Metal"。
これまでにない鮮明な映像美をもたらしたEDベータ。
この美しさはハードウェアの高性能化だけで果たせるものではありません。
ハイバンド特有の超高域の映像信号をこれまで以上のクォリティで正確に記録・再生できる高エネルギーテープが必要不可欠の条件となります。
そこでソニーは8ミリビデオやDATで培ったメタルテープ技術を投入。
EDベータが秘めた高いポテンシャルをフルに引き出す、家庭用1/2インチビデオ初のメタルテープ、"ED-Metal"を開発しました。
後期型(98年現在現役商品) EL-250B \1600 EL-500B \2,000 EL-750B \2,500
水平解像度500本以上を達成。
ED-Betaの能力を100%引き出せるメタルテープ<ED-Metal>
●メタル磁性体「SUPER DIGNAX」の採用で、保磁力124kA/m(1550 Oe)を達成。鮮明な映像を実現。
●トリプルミキシング技術、超伝導オリエンテーション、スーパーカレンダーなどのハイパッキング技術により磁性体の充填率をアップ
●高い走行耐久性を可能にする高信頼性バックコート採用
●チリやホコリの付着を防ぐ、静電気防止リッド
●ケースに入れたままラベルが読める半透明PPケース採用
磨きぬいた映像と音声の流麗なるデュオ。
ニューフォルムに「使える」機能を凝縮させた、
高画質編集機EDベータ、EDV-8000。
EDV-8000 \220,000(90/11)
資料御提供は広島県在住の伊関様です。
水平解像度500本。
劣化がほとんど気にならない優れた編集特性。
ダイナミックレンジ90dB以上を達成したメタルベータハイファイによるリアルサウンド。
このようなベーシックなクォリティに加え、編集ポイントがすばやく探せる<スイングシャトル>、シャトルとPinP機能を結合し、ビデオ編集を手軽にした新機能<シャトルPinP>といった機能がコンピュータサーボメカをベースに、より心地よく操作できます。
さらに、予約操作が簡単なフリーセット方式タイマー予約リモコンも装備。
編集の楽しみを加速させるEDベータです。
前のページに戻る
誤記、新情報などありましたら
Web Master
まで
現在もご使用中の方、感想をお知らせください。