680/680ZX/670ZX/660ZX

最終更新日1998年6月6日


【概要】

資料御提供は笠原様です。

世界初のハーフスピードで、10〜15000Hz±3dBの特性を実現した「680」。
<オート・アジマス・アライメント>の搭載で、20000Hz限界説を破る特性が手軽に得られる「ZXシリーズ」

22000Hzという高域までフラットな周波数特性を獲得するためには、カセットハーフの違いによる録音ヘッドのわずかな垂直(アジマス)ずれも、正確に調整する必要があります。
680ZX、670ZX、660ZXは、この録音ヘッドのアジマス調整を自動化した<オート・アジマス・アライメント>を搭載。
手軽に10〜22000Hz±3dBのカセットの常識を破る特性が得られるシリーズです。
680はこのアジマス調整をマニュアルで行い、同等のスペックを実現できます。
また、680ZX、680の2機種は、2スピード(スタンダード/ハーフ)モデルで、カセット初の長時間録音、再生を実現しました。

680
680 2-Speed Discrete Head Cassette Deck \218,000(80/10)

テープスピード2.4cm/secで10〜15,000Hz±3dB。
4.8cm/secで10〜22,000Hz±3dB。
新しい実用性と新しい質的地平を拓いた、ディスクリート3ヘッドカセットデッキです。

680ZXと異なりオートアジマスアライメントは付いていません。
しかし、特性の上では680ZXとほぼ同様の水準をマークしており、追随し得る存在は見当たらないように思います。
0.6ミクロンのナローギャップ再生ヘッド、3モーターメカニズム、DC録音アンプなどのベーシックなテクノロジーはNakamichiならではと胸を張れるでしょう。
なおアジマス調整は内蔵のテストトーンによってマニュアルで行うことができます。

680ZX
680ZX 2-Speed Discrete 3-Head Cassette Deck \238,000(80/10)

オートアジマスアライメントと、0.6ミクロンギャップ再生ヘッドがハーフスピードをレギュラーユースに。
スタンダードスピードで未踏の音質を生みました。

Nakamichiの新しいヘッドテクノロジーを生かしたディスクリート3ヘッド機です。
0.6ミクロンという超ナローギャップ再生ヘッドと、録音ヘッドの垂直性を自動制御して、高域損失を抑えるオートアジマスアライメントの二つの技術が、また一歩デッキの音を革新。
2.4cm/secのスピードポジションの新設と10〜15,000Hz±3dBの特性確保、そしてスタンダードスピードで10〜22,000Hz±3dBというカセットがいまだ達し得なかったクォリティに到達しました。

670ZX
670ZX Discrete 3-Head Cassette Deck \188,000(80/10)

680ZXのシングルスピードモデル。
0.6ミクロンギャップ再生ヘッド採用の3ヘッド構成、オート・アジマス・アライメント搭載により、手軽に10〜22000Hz±3dBの特性を実現します。

スタンダードスピードオンリーで680シリーズの音のクォリティをお望みの方にオススメします。
完全ディスクリート3ヘッド構成、オートアジマスアライメント、そして、録音/再生系それぞれに専用アンプ、専用ドルビー回路を設けたことなどから、10〜22000Hz±3dBの特性を実現しています。
もちろん、アフターモニターもでき、RAMMによる選曲頭出しは9曲まで可能。
性能的にも、機能的にも、妥当といえるものは極力排した高級モデルです。

660ZX
660ZX Discrete 3-Head Cassette Deck \158,000(80/10)

オート・アジマス・アライメント搭載により、10〜22000Hz±3dBの特性をクリアー。
670ZXの3ヘッド・パフォーマンスを録音/再生アンプの兼用で経済的に実現しました。

670ZXとの相違点は、録音/再生アンプを兼用しているというあたりでしょう。
しかし、テストトーン録音時には、ピークレベルメーターが再生レベルを表示するため、完全3ヘッド機とまったく同じキャリブレーションを行うことができます。
もちろん音のクォリティも、670ZXと同等のレベルであり、ディスクリート3ヘッド方式とオート・アジマス・アライメントが生み出した10〜22000Hz±3dB(ZXテープ)の特性をクリアーしています。
RAMMによる選曲機能は9曲までです。


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