BASFテープ

最終更新日1999年2月2日


【概要】 資料御提供はけんぱん様です。

C-Box
BASFが独自に採用していたC-Boxというケースらしいです。

【けんぱん様のご意見】
連結すればそのままポップアップ式のカセットラックになるc−BOXや特許SMメカ、二酸化クロム磁性体へのこだわりがBASFらしさでしたが、c−BOXはTYPE 4が登場する前に姿を消していました。
特許SMメカも、決して巻き乱れが少なかったわけではなく、早送りや巻戻しの荒いレコーダではSMメカの爪がクランプに挟まれたリーダーテープを直撃するという、まさにSMの世界でした。
【O.T様のご意見】
C.BOXですが20年前に乗っていた、VWシロッコやBMW等に付いている カセットケースと構造が同じではないかと思います。
確かに、昔広告を見た覚えがあります。
当時(27年前)私は、アグファゲバルトとバスフのカセットテープを愛用して いました。
両社共、パッケージはボール紙でプラスチックのストッパーが付いており、タイ プはノーマルだけだったと思います。
今も50本くらい有ります。
また、バスフには高級タイプ?でプラスチックのBook型のケース(色はグレー)に入ったものもありま した。
只、ラベルが紙で現在では剥がれてありません。

【けんぱん様のご意見】
TYPE 4が登場する前のBASFのSCR(TYPE 2)とFCR(TYPE 3)カセットです。
二酸化クロム磁性体によるヘッド摩耗や公害を指摘され、他社のハイポジ用テープが次々と酸化鉄磁性体へ移行する中、これらや後継モデルのPRO2、PRO3は依然として本物のクロムでした。
BASFはビデオカセットもクロムだったんでしょうか?
末期に登場した廉価版ハイポジのCR−X(安岡力也が「ホタテマン」の格好で宣伝していたヤツです)もクロムでしたが、このモデルは欧州製作のクラシック系Mテープに多用されていたようです。
日本のある評論家をして「現在望みうる最良のテープ」と言わしめていた記憶がありますが、PRO2より安くて音が良かったのかどうか、使ってみたかったと思います。

SCR
SCR1
●BASF SCR<スーパークローム>
 特殊CrO2を使ったカセットで、従来の製品より低域、高域ともに、ダイナミックレンジが拡大され、特にHiFi録音の決め手となる10,000-20,000Hzの高域でも6dBもゲインが改善されています。
 モジュレーションノイズのきわめて少ないのもCrO2ならではの特長です。
 ちがいをお試しください。
 CrO2ポジションで使用。
 (SMメカニズム採用)

SCR2
 c-box 46:\650 60:\850 90:\1,150
 Pケース 46:\550 60:\750 90:\1,050

FCR
FCR1
●BASF FCR<フェロクローム(原文のまま)>
 低域録音に効果的な高密度酸化鉄と高域録音に効果的なCrO2を二層にコーティングした高級HiFi用カセットテープ。
 重低音から超高域までノイズや歪みのきわめて少ないクリーンなライブ音の広がりを再現します。
 FeCrポジションで使用。
 (SMメカニズム採用)

FCR2
 c-box 46:\800 60:\1,000 90:\1,400
 Pケース 46:\700 60:\900 90:\1,300

【けんぱん様のご意見】
カタログの裏にオープン・テープとアクセサリーが紹介されていました。
カセット用ホビーボックス\2,900也の中身に目を凝らすと、交換用テープパッド(!)とピンセット、ドライバー2本の他は切り貼り用の編集台でしょうか。
カセットはテープ幅が狭く、速度も遅いうえ、テープがすぐに指や手にまとわりつくので、保存に耐える切り貼りが極めて難しいのですが、メーカー自身が編集を奬めていたとすれば驚きです。
OPEN REEL
OPEN1
●BASFオープンリールテープ
 甦るナマの音質BASFオープンリールテープ
 LP35LH HiFi 7号 549m 45分 \2,000
 LPR35LH HiFi 7号、549m 45分 \2,600
 LPR35LH HiFi 10号 R/1,098m 90分 \6,000(アルミリール付き)
 19cm/secの片道録音時間

OPTION
●BASFサウンドアクセサリー
 1.ER-7(7号・アルミ空リール) \1,200
 2.ER-10/6(10号・アルミ空リール・6窓) \1,600
 3.HCT-CR(ヘッドクリーニングカセット) \600
 4.ホビーボックス(カセット用) \2,900
 5.非磁性編集用ハサミ(ストレート・カーブ) 各\6,000

【おまけ】
dcc
欧州でまだ売っているらしいDigital Compact Cassetteテープ。
だれかおみやげで買ってきておくれ。

とかいっているうちにBASF自体が買収されてしまうし、今(1998年12月)ではもうdccテープはラインから外れてしまった。

前のページに戻る

誤記、新情報などありましたら Web Master まで

現在もご使用中の方、感想をお知らせください。