LUXMANテープ
最終更新日1999年11月8日
【概要】
資料御提供はけんぱん様です。
LUXMANブランドのテープです。
LUXMAN CASSTTE TAPE
テープの磁性体そのものの進歩は非常にめざましく、良質のテープが得られるようになりました。
当社では、カセットデッキの性能向上とともに、デッキ側のカセットホルダーとハーフ(テープ収納ケース)との組み合わせ機構を徹底的に追求してきました。
その中で得たノウハウを最大限に採り入れたのが、ラックスのカセットテープです。
数多くの斬新なアイデアによって、テープの持っている性能を100%引き出し、すぐれた音質が得られるところが最大の特長です。
●再生および録音用スキュー調整機構(特許出願中)の採用
再生用スキュー調整機構(PLAYと表示)は、異なるデッキで録音したテープを再生したときに生ずるアジマスの微妙なずれを補正するものです。
また、録音用スキュー調整機構(RECと表示)は、独立3ヘッド方式デッキ(カセットハーフの小窓に録音ヘッドを挿入するタイプ)で不可欠のハーフA面、B面のアジマスのずれを正確に補正するものです。(特許出願中)
これらの機能によって、デッキに装着したときのアジマスのずれによる音質の劣化を防止し、周波数特性の向上、左右チャンネル間のレベル・バランスと位相バランスを正確に補正することができます。
●金属製テープガイドの採用
テープが接触走行するガイドにステンレス鋼材を使用し、走行の安定性を図っています。
このため、左右チャンネル間の位相の微振動が減少し、すぐれたステレオ音像の定位が得られます。
従来のハーフに設けられたプラスチックガイドでは摩擦が大きく、また使用中の発熱による摩擦係数の変化やゴミの付着、脱落の繰り返しによりチャンネル間の位相特性の変化が大きく、音像の定位が十分に満足できませんでした。
●幅の広いヘッドパッドを採用
コンビネーションヘッドにも十分に対応できる幅の広いヘッドパッドを採用しています。
コンビネーションヘッドにおける録音ヘッドと再生ヘッドのギャップ間隔が3.8mm程度ですから、従来の3.5mm幅のパッドでは両方のギャップに均等なパッド圧をかけることが難しいためです。
●左右ずれの無いプレッシャーパッド保持機構を採用
左右ずれの無い構造により、ヘッドとパッドは常に一定の位置で接触するため、安定したアジマス位置で、テープの接触が行われ、PLAY-STOPを繰り返してもアジマスの狂いが生じません。
●厳選された磁気テープの種類
XN-1(ノーマルポジションテープ)
このテープは、カセットデッキのノーマルポジションで最高の性能が得られるように設計されています。
磁性体には特に厳選された高密度超微粒子針状性の磁性材を採用しています。
XN-2(クロームポジションテープ)
このテープは、カセットデッキのクロームポジションで最高の性能が得られるように設計されています。
磁性体には新磁性材アビリンを採用しています。
●スキュー調整のしかた
このカセットテープを使用する前に、ハーフに付いているスキュー調整機構"PLAY"と"REC"の両方とも、中央の基準位置にあることを確認してください。
<再生用スキュー調整>
異なるデッキで録音したテープの再生アジマスの微妙なずれを補正するために行います。
テープを再生しながら、このハーフの"PLAY"と記されているネジを−ドライバーでゆっくりと左右に回してみてください。
再生音がもっとも大きくなる、つまりレベルメーターがもっとも大きく揺れる点が最適位置です。
なお、この再生スキュー調整を行ったデッキで、つねに同一面を再生する場合は、再生用スキュー調整ネジはそのままの位置で良いわけですが、裏面の再生や、再び録音する場合には、必ず中央の基準位置に戻してください。
再生音には、高音域の多く含まれている部分を選び、左右チャンネルの音をミックスしてアンプのトーンコントロールなどで高域の周波数だけを取り出し、この音がもっとも大きくなるところにセットすれば完了です。
また、録音の際に、アジマス調整用として6〜10kHzのテスト信号か、FM局間ノイズを少しでも録音しておくと、調整がより簡単になります。
<録音用スキュー調整>
小窓録音タイプの独立3ヘッドデッキを使用するときに必要な調整です。
テープにアジマス調整用信号を録音しながら再生し、カセットハーフに"REC"と記されたネジを−ドライバーで右または左にゆっくりと動かします。
このスキュー調整は、デッキに付いているアジマスピーコンなどアジマス調整表示装置を見ながら、最適位置に合わせます。
この調整は下記の要領で、プログラムソースを録音する前に、ハーフのA面B面とも行っておきます。
なお、カセットラベルに、録音用スキューを調整したデッキ名と、デッキのアジマス角度を記入する欄を設けていますので、これを利用すれば、この調整の目安にすることができます。
1.ハーフA面に録音しながら、デッキに設けられたアジマス調整機構を調整し、最適アジマス位置を読み取り、次にハーフB面も同様にして最適アジマス位置を読み取ります。
その上でデッキに設けられたアジマス調整機構をハーフA面、B面の最適アジマス位置のちょうど中間位置にセットしてください。
これをデッキの基準位置とします。
2.この基準位置から見て、先ほど調整した最適アジマス位置が右回り側にあるハーフ面は、カセットに付いているスキュー調整("REC"と表示)を右に回して、また、この基準位置から見て、先ほど調整した最適アジマス位置が左回り側にあるハーフ面は、スキュー調整("REC"と表示)を左右に回して調整します。
3.この録音用スキュー調整は、ハーフA面、B面が相互に密接な関係を持っていますので、2の項で述べているスキュー調整を数回、繰り返します。
ただし、この場合のスキュー調整ネジの回転方向は一定ではありません。
このスキュー調整は、できる限りゆっくりと行ってください。
独立3ヘッド方式デッキでは、録音と再生の間に若干の時間的なずれがあるからです。
デッキによって調整範囲が異なります。
場合によっては調整しきれないこともあります。
このような時は、ハーフの録音用スキュー調整ネジを中央の基準位置でお使いください。
●使用上の注意
1.レコーダのヘッド、キャプスタン、ピンチローラは、常にきれいにクリーニングしてください。
2.テープに巻きたるみがありますと、巻き乱れが生じ、走行トラブルの原因になることがあります。
テープの巻きたるみをなくしてから、デッキにセットしてください。
3.テープを引き出したり、指で触れたりしないでください。
4.大切な録音を保存するために、誤消去防止つめが付いています。
このつめを折りますと、消去と再録音ができなくなります。
5.外部温度が40度以上の高音となる場所での使用は避けてください。
6.初めて、このテープを使用するときは、スキュー調整の"PLAY"と"REC"のネジが中央位置になっていることを確認してください。
7.スキュー調整については、"スキュー調整"の項をよくお読みください。
●保存上の注意
1.テープ使用後は所定のケースに入れて保管してください。
2.ベンジンやアルコールなどでカセットを拭かないでください。
3.次のような保存場所は避けてください。
溶剤や薬品と同じ場所
高温、多湿の場所
直射日光の当たる場所や車内の窓際やトランクの中など直射日光で高温となる場所
洋服、和服などのタンスの中
ホコリの発生する場所
テレビ、ラジオ、スピーカの近くなど強い磁界の発生する場所
その他のLUXMANテープ
XM−1 たぶんノーマルポジション。
XM−2 たぶんクロームポジション。
XM−4 たぶんメタルポジション。
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