トーレンスのプレーヤーの部屋

最終更新日2000年05月14日

【概要】

あまり資料もないのでとりあえずTHORENS社のレコードプレーヤーを載せてみます。
92年から93年くらいのカタログからのモデルなので、ぜんぜん考古学ではありませんので期待してごらんになった方にはお詫び申し上げます。


資料提供は秋田県在住のKOW様です。

THORENS Prestige THORENS Prestige \2,200,000(アームレススピーカーシステム)(92/4)

トーレンスクォリティを象徴するあのリファレンスの設計思想を継承、今日求めうるアナログプレイヤーの、文字通り頂点に君臨するモデルです。
アームベースとプラッターを一体化し、コイル、リーフ両スプリングによってメインシャーシからアイソレートする4ポイントフローティングサスペンションに加え、2基のアームベース内部にアイアングレインを充填して不要共振のダンピングを徹底。
両シャーシとも鋼板/鉛板を組み合わせた共振分割構造とし、見るからに信頼性の高い重量感を醸し出す一方で、機能性と気品高いスタイリングをあざやかに融合しています。
3点支持にてシャーシに取り付けられた2相16極シンクロナスモーターが、重量7.9kgのアルミダイキャスト製ダブルプラッターを安定したベルトドライブで駆動、入念を極める仕上げによって完璧の域にまで達した強靭なシャフト/軸受構造に支えられる、その静謐で精度高い回転性は、自他ともに認める世界の最高峰アナログシステムならではのものでしょう。
メタリックグレイ仕上げ、ヨーロピアンオーク材のコンビネーションによる拡張高い存在感の中に、1世紀の歴史が練り上げた筋金入りの技術の数々を惜しみなく注ぎ込んだプレステージ。
アナログの精華とも言えるこれほどの完成度を越えるシステムは、もう出現しないでしょう。


THORENS TD520RW/3012R THORENS TD520RW/3012R \520,000(E.S.O.S機構付き)(92/4)

フローティングサスペンション、ベルトドライブ、そしてダブルプラッター構造。
もうお気づきかと思いますが、トーレンス製品を特長づけるこの三つのキーテクノロジーは、それぞれ単体で存在するのではなく、互いに連携し、補完しあってプレイヤー全体のパフォーマンスを構築しています。
あくまでトータルバランスを追及するのがトーレンスの姿勢。
そのポリシーは、このアナログファイル標準機、TD520にも見事に結実しています。
名品プレステージに生きる高い完成度をそのまま凝縮、銘アームSME 3012Rとのコンビネーションにより、芳醇なアナログの世界を満喫していただけます。
演奏終了時に自動的にアームをリフトアップしてオフになる独自のESOS機構を装備。
TD520、521ともに、拡張高いローズウッド材を使用しています。

THORENS TD320-2/3009RB THORENS TD320-2/3009RB \360,000(E.S.O.S機構付き)(92/4)

伝統が育んだクラフトマンシップとプライド、世界に並びなきトーレンステクノロジーが脈々と息づくポピュラーモデルです。
ハウリングや外部振動に強いといわれるトーレンスプレイヤーの名声を確固たるものにしたフローティングサスペンション、理想のベルトドライブを実現する二重プラッター設計は、このモデルでもさらに磨きがかかっています。
プレイヤーのグレード、基本性能を支えるベースの剛性と質量を、MDFという素材選択によって獲得。
キーテクノロジーのメリットをいやが上にも高め、洗練されたアナログ再生を実現する二重プラッター設計は、このモデルでもさらに磨きがかかっています。
プレイヤーのグレード、基本性能を支えるベースの剛性と質量を、MDFという素材選択によって獲得。
キーテクノロジーのメリットをいやが上にも高め、洗練されたアナログ再生を実現するウェルバランスシステムとなりました。
さらに、トーンアームはSMEを標準搭載。
ESOS機構も備え、本物を希求する贅沢なオーディオファイルを満足させずにはいない実力機です。


THORENS TD2001 THORENS TD2001 \240,000(92/4)

TD2001のシンプルなたたずまいの中には、トーレンス100年の歴史が実にさりげなく盛り込まれています。
伝統のベルトドライブダブルプラッター構造、これを支えるスピンドルと軸受の確かな加工精度。
新設計回路基盤と24極シンクロナスモーター。
最高級のアナログ再生を実現するトーレンスを身近にしてくれる1台。


THORENS TD320-3 THORENS TD320-3 \138,000(92/4)

CDエイジに求められるアナログプレーヤーの条件は、扱いやすく、しかもクォリティ高くディスク情報を抽出できること。
トーレンスがアナログ再生の究極を追及する姿勢は、コンパクトなシステムにおいても一切の妥協を許しません。
トーレンスが磨きあげてきた技術が惜しみなく投入されています。


THORENS TD280Mk4 THORENS TD280Mk4 \85,000(93/4)

これが奥深いアナログ世界への入口です。
静かに回転するレコードを見つめ、それが奏でる音楽とともに過ごすゆったりとした時間。
アナログ再生の悦びは、フォノグラフの発明以来30年以上をかけてゆっくりと成熟してきた音の技術、再生芸術としての完成度を味わう事に他なりません。
トーレンスは、CDエイジの今日にふさわしいアナログプレイヤーの姿を模索、肩ひじ張ること無く、アナログの魅力が気軽に味わえるレコードプレーヤーを開発し続けています。
至高の技術を、シンプルに、現代的に凝縮したTD280Mk4。
限りなく奥深いアナログ世界への旅は、このベーシックモデルから始まります。

TD280Mk4。
磨き上げられたそのシンプリシティの中には、1世紀におよぶトーレンスの歴史に蓄積されたノウハウがさりげなく息づいています。
振動制動構造を徹底追及し、プレイヤーの基本をしっかりと押さえたベーシックな設計。
その手際に、朝顔蓄音機の時代から音楽再生の喜びを追及してきたトーレンスならではの歴史の重みと、筋金入りのクラフトマンシップを感じていただけるに違いありません。

伝統が練り上げたベルトドライブ
トーレンスの名が、長くアナログプレイヤーのステイタスシンボルとして君臨してきた理由は、言うまでもなくその卓越した音質にあります。
その鍵を握っているのが、トーレンスの創始になるベルトドライブ方式。
モーター振動をプラッターに伝えないこの方式こそ高SN比を獲得する上でもっとも有利な方法論であることを、トーレンスは一貫して確信し、また証明してきました。
TD280Mk4では、精密部品並の入念さで仕上げられたドライブベルトを通じて、モーターの最大トルクをプラッターに伝達。
静粛かつスムーズな回転精度を約束します。
また、2相ジェネレーターと、4つのブリッジ回路で2つのコイルをドライブする24極シンクロナスモーターの安定走行を制御し、回転速度切換などをコントロールする回路基盤も新設計し、走行性、操作性ともに高い完成度を獲得しています。
ダブルプラッター構造による回転安定性
滑らかな定速回転を得る一方で、プラッター共振による音への影響を抑えるべく、TD280Mk4では、伝説的名品プレステイジ他で名高い2重プラッター構造を採用。
ベルトで駆動されるインナープラッターに亜鉛合金製1.2kgの重量級アウタープラッターを組み合わせ、プラッターの慣性モーメントを大きくしてスムーズな回転を実現するとともに、素材の固有振動を極限まで抑え込んでいます。
また、回転系の中心、スピンドルと軸受素材は、超硬度を備え、精度、耐摩耗性いずれにも優れた硬質鋼合金。
オイルを含浸させて成型するため注油の必要が無く、入念な鏡面仕上げによって回転系の中軸にふさわしい精度と安定性を獲得しています。
アナログの魅力を引き出す制振構造
アナログディスクならではの豊富な音情報をあまさずに引き出すには、カンチレバーの振動以外、内外の振動要素を伝えないよう本体を十分に制動することが重要になります。
TD280Mk4では、メインシャーシを積層構造とし、厳密なチューニングを施すことで、共振周波数を低く抑え、弾力性に富んだ低域再現性と、濁りの無い高域レスポンス獲得を図りました。
この優れた制振構造は、回転系を中空に浮かせるトーレンス伝統のフローティングサスペンションさえも不要にするほどの完成度。
モーター振動や床振動からシャーシをアイソレートし、音情報以外の有害振動ファクターを分散・吸収するフットに支えられたシャーシのしなやかな制動性には、コイルスプリングで制振したかつての名品TD126を彷彿させるものがあります。
トーンアームTP35標準搭載
TD280Mk4には、専用のプラグイン式カートリッジシェルを備えた、トーレンスオリジナルのストレートトーンアームTP35を標準搭載して、システムトータルとしての使いやすさと完成度を追及。
センサー組み込みによる電子光学式オートストップ機構ESOS(Electronic Shut Off System)など抜群の操作性とともに、伝統の技術が実現する最高級のアナログ再生を満喫していただけます。


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