Lo-D デッキの部屋

最終更新日1998年8月5日


資料御提供はけんぱん様です

【けんぱん様の御意見】
Lo−D最後のオープン・デッキで、こちらはTEACの6100番のOEMです。
TEACはオープンを供給し、ELカセも自前のデッキを持っていたのに、OEM供給元はソニーに持って行かれたわけです。

Lo-D D-8000
生録マニアの方に3モーター、3ヘッドシステム搭載2トラック38cmマスターレコーダー
Lo-D(HITACHI) 2トラックマスターレコーダー D-8000 \198,000
ローディからマニアに向けて生録音に対処した2トラック38cmマスターレコーダー発売。
現在の6.25mm幅テープで最高の物理特性と音質が得られる2トラック38cm方式。
D-8000は、高度な生録音に対処したローノイズ仕様のマニア向け2トラックオープンデッキです。
25〜28,000Hzと、その広い周波数帯域ダイナミックレンジで、鋭いパルス成分を含む生演奏をも、臨場感に満ちた録音・再生をしてくれます。
ロックができるキュー機構、開閉可能なヘッドハウジングなど、生録音のための機能に加えて、数々の編集機能を装備。
ロックができるキュー機構
テープ編集に便利なロックができるキュー機構を装備しました。
1.早送り(FF/REW)の状態で、キューレバーを押し上げてください。音がモニターでき、編集個所を探すことができます。
2.レバーを押し上げてロックすると、テープがヘッドにタッチ。リールを手で回せば、頭出しや編集したい位置を正確に見つけられます。
メモリーオートストップ
メモリーオートストップをONにして、編集したい位置でカウンターを「0000」にプリセット。リワインド時にはテープがプリセットした位置で自動的に停止します。
編集個所の確認や曲の頭出しなどに便利です。
●ピークレベルインジケーター
●3段切換マイクアッテネーター
●テープ編集に便利な開閉できるヘッドハウジング
●FETを使用したマイクアンプ
●ミュージックテープの再生ができる4トラック再生ヘッド装備
●レベルセットに便利なクリップストップ付きメモリーマーカー
●正確な0VUレベルを表示するアウトプット0VUマーカー
トラック形式:2トラック2チャンネル録音再生&4トラック2チャンネル再生
録音方式:ACバイアス方式(発振周波数100kHz)
消去方式:AC消去方式
ヘッド:3ヘッドシステム4ヘッド
テープ速度:38cm/s、19cm/s
モーター:キャプスタン用2速度ヒステリシスシンクロナスモーター×1
 リール用 エディカレントインダクションモーター×2
ワウフラッター:0.04%(WRMS)(38cm/s)
0.06%(WRMS)(19cm/s)
周波数特性:25〜28,000Hz(38cm/s、19cm/s)
S/N:60dB
ステレオチャンネルセパレーション:-50dB
入力感度:
 MIC 0.25mV -70dB(適合マイクロホン600Ω以上)
 LINE IN 0.1V(入力インピーダンス50kΩ)
出力:
 LINE OUT 0.3V/0.775V
電源電圧:AC100V 50/60Hz
消費電力:90W
外形寸法:440(W)×520(H)×210(D)mm
重量:22.0kg
付属品:USピンコード×2
 10号空リール×1
 リールクランパ×2
 ゴム足×4
 スプライシングテープ×1
 ヘッドクリーニング棒×1


【筆者より】

オープンリールテープの持つ機能はすべて持っているといってもよいだろう。
編集作業がオープンリールの醍醐味でしょう。
編集を意図した性能がカタログからも読み取れる。
このデッキでは手動で頭出しをしてテープを切り貼りして編集することがメインだった。
重量が22.0kgもあるので持ち運びは車がないと不可能だっただろう。
生録音をやっている姿を想像するとさぞかし重労働だっただろう。

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