4チャンネルステレオ 追加取材の部屋


最終更新日2001年10月25日


各種4チャンネル方式の分類表
4ch tree


4チャンネルへのあゆみ

1877年 トーマス・エジソン 蓄音機発明
1887年 エミール・ベルリーナ 平円盤レコード開発
1924年 ベル研究所 電気吹き込み法完成 78回転SPレコード
1931年 英・ブルームライン 一本溝ステレオレコード特許申請
1948年 アメリカコロムビア 33 1/3回転LPレコード発売
1949年 アメリカRCAビクター 45回転7インチレコード発売
1954年 RCAビクター ステレオテープ開発
1954年 NHK、AM放送局2局によるステレオ放送 その後、ニッポン放送(ペアー)、TBS(AM-FM方式)が続く
1955年 V/L方式ステレオレコード商品化
1957年 米・RCA 45/45方式ステレオレコード発表
1958年 日本ビクターから45/45方式ステレオレコード発売
1962年 FM波に2信号を乗せるマルチプレックスステレオ放送実験開始
1969年 日本ビクター、オープンリールテープによるディスクリート4チャンネルのマルチチャンネルソースシステム(MCSS)発売 ※1
1969年(昭和44年)5月28日 日本ビクター、世界初の4チャンネルシステム商品化
1969年 3ヶ月遅れで米・アコースティックリサーチ社、2-2方式4チャンネルサラウンドステレオ発表
1969年 8月、米・アコースティックリサーチ社、FM2局による4チャンネル放送開始 ヴァンガードテープ使用
1969年 10月、ヴァンガード社、オープンリールのサラウンド4チャンネルステレオテープ発表
1970年 日本ビクター、国内向けに4チャンネルミュージックテープ発売
1970年 4月29日 米・RCA、4チャンネルカーステレオ公開(QUAD-8) リア・ジェット社開発によるステレオエイト
1971年 2月18日 アポロン音楽工業、2チャンネルと互換のある独自のオープンリール方式音楽テープ発表
 フィリップス、コンパクトカセットテープに対してモノラル、ステレオ、4チャンネルに関わらず常に往復使用が可能であることを採用条件に掲げる
1970年6月 米・CEショーにアンペックス社がカセットテープで0.6mm幅トラックの片道4チャンネルデモ しかし、不採用
1971年2月 日本ビクター、カセットテープで0.2mm幅トラックで往復使用可能な4チャンネルカセット開発成功 新雑音除去回路(ANRS)組み込み
1970年5月 ソニー、QRステレオ発表
1970年6月 山水、クォードフォニックシンセサイザーQS-1型疑似マトリックス発表
1970年9月2日 日本ビクター、ディスクリート4チャンネルレコード CD-4方式発表
1970年10月 日本コロムビア、磁気方式によるディレイユニットを用いた疑似4チャンネル発表
1971年6月30日 日本ビクター、CD-4方式 カートリッジ、CD-4ディモジュレータ、レコード2枚発売

※1 MTR-10M 従来の1/4インチ幅4トラックテープの往復2チャンネル使用を1方向4チャンネル使用


4チャンネルとは?

4チャンネルでは録音媒体、伝送系、再生系で表す。
ディスクリート4チャンネルではすべて4チャンネル処理されており、4-4-4方式と表する。

各種パターン記号
録音系 伝送系 再生系 呼称
 1   1   1  モノラル
 1   1   2  疑似ステレオ
 2   2   2  ステレオ
 2   2   3  疑似3チャンネル
 2   2   4  疑似4チャンネル
 M   2   4  マルチマトリックス4チャンネル
 4   2   4  マトリックス4チャンネル
 4   4   4  ディスクリート4チャンネル


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