最終更新日1998年12月29日
MDのページは少ないので、一号機を紹介してみましょう。
MDはソニーが開発した「Mini Disc」である。
CDを小さくして録音もできるようにした、それがMDの開発コンセプトである。
コンパクトカセットは1982年のCDの出現以来、徐々に下降線をたどり、とくに録音済みミュージックテープカセットの需要はよく熟れた時期の半分以下になっています。
MDシステムは、録音・再生用メディアに光磁気ディスクを、またMDソフトに光ディスクを用いた、新しいパーソナルオーディオシステムです。
スペック | DCC | MD | DAT | CD |
標本化周波数 | 48kHz/44.1kHz/32kHz | 44.1kHz | 48kHz/44.1kHz/32kHz | 44.1kHz |
量子化ビット数 | 4bit(PASC圧縮) | 4bit(ATRAC圧縮) | 16bit直線/12bit非直線 | 16bit直線 |
チャンネル数 | 2ch | 2ch | 2ch/4ch | 2ch |
周波数特性 | 5Hz-22kHz(48kHz)/5Hz-20kHz(44.1kHz)/5Hz-14.5kHz(32kHz) | 5Hz-20kHz | 5Hz-22kHz(48kHz)/5Hz-20kHz(44.1kHz)/5Hz-14.5kHz(32kHz) | 5Hz-20kHz |
ダイナミックレンジ | 105dB | 105dB | 96dB | 96dB |
記録時間 | 120分 | 74分 | 120/240分 | 74分 |
エラー訂正方式 | 二重リードソロモン符号 | CIRC | 二重リードソロモン符号 | CIRC |
変調方式 | ETM(8-10変調) | EFM(8-14変調) | ETM(8-10変調) | EFM(8-14変調) |
特徴
特徴
(1)左右に回転させて早送り、巻き戻しができるシャトルリングを装備
(2)ディスク名や曲名などをアルファベット表示できるバックライト付き液晶ディスプレイ装備
(3)光デジタル/アナログ兼用ライン入出力端子採用(筆者注・再生機なのに入力端子があったのか?)
(4)バスブースト機能
(5)3電源対応
特徴
特徴
あくまでも独断によるメディア比較です。
内容\フォーマット名 | MD | CD | CD-R | DAT | DCC | ACC | MP3(特別参加) |
ランダムアクセス | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | × | × | ◎(稼動個所が無いので最も優れている) |
連続再生*1 | ○ | ○ | ○ | × | ◎ | ◎ | ○(瞬間アクセスが魅力) |
従来機器との互換性 | × | − | × | × | ◎ | 基準 | ×(パソコンが絶対必要) |
使用前に巻き鳴らし*2 | 不要 | 不要 | 不要 | 必要 | 必要 | 必要 | 不要 |
CDからのダビング | ○ | 基準 | ◎ | ◎ | ○ | △ | ×(パソコンが絶対必要) |
BS/CSなどデジタル放送からのダビング | ○*3 | − | ○ | ◎ | ○ | △ | ×(パソコンが絶対必要) |
未録部分が残る*4 | ◎ | − | △*11 | △*5 | × | × | ◎(未録という概念が無い) |
実際の録音時間が長い*6 | × | − | × | ◎ | ◎ | ◎ | ×(今後の大容量化は見込める) |
メディアの収納容積 | ◎ | △ | △ | ◎ | ○=ACC | 基準 | ◎(将来はもっと小さくなる可能性も) |
編集 | ◎ | − | × | × | × | △*7 | ◎(しかしパソコンが無いとできない) |
自己録再ではなく他再生機との互換性*8 | ◎ | ◎ | ○*12 | ○*9 | ○ | △*10 | ◎(たぶん互換性は問題無いだろう) |
インデックスカードの書きやすさ | △ | − | ◎*13 | △ | ◎ | ◎ | ×(小さすぎる) |
あくまでも「使い勝手」という観点から見たものです。
Digital Compact Cassetteの部屋
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