ソニーのラジカセの部屋

最終更新日1999年5月23日


【概要】

ここではソニー製ラジカセをご紹介しましょう。
特別編・ソニーのラジオ

【情報御提供はけんぱん様です】 

SONY CF-1480 studio 1480 CF-1480 \33,500(1975年頃?)

マイクミキシングができる「プレイカセット」
●ラジオの音楽にマイクからの自分の声をミキシング、マイクの音量をだんだん大きくしたり、小さくしたりできるマイクフェーダー付き
●最良受信でピカッと光る発光ダイオードチューニング
●録音・再生中のテープの進行を一時停止するポーズ機構
●テープが終わるとメカニズムが自動ストップするフルオートシャットオフ(スリープタイマー代わりになります)
●テープの頭出し、反復聴取ができるキュー&レビュー
●ワンタッチレビュー
●録音中、ラジオの音量・音質を自由に変えて聞けるバリアブルモニター
●ラインインモニター
●プロ級のエレクトレットコンデンサーマイク内蔵
●自動録音NEWソニオマチック
●イヤホンの紛失を防ぐイヤホンポケット
●テープの頭出し、テープからの原稿筆記に便利なテープカウンター
●FM/AM 2バンドラジオ付き
●大きさ:幅330×高さ224×奥行113mm
●重さ:3.3kg(乾電池含む)
●スピーカ:12cm円形
●実用最大出力:1,200mW(EIAJ)

【けんぱん様の御意見】
ソニー・スタジオシリーズの原器CF−1480
ステレオラジカセなんか影も形もなかった時代のカタログに、簡易掲示板で話題になっていたCF−1480がありました。
ソニーのStudioシリーズの原器でしょうか。

 

 

SONY CF-1980 studio 1980 CF-1980 \42,800(1975年頃?)

まさにスタジオ入り。
調整卓を思わせる重装備。
スタジオプレイに徹した「マルチ・ミキシング・カセット」
スタジオプレイに徹した最高級機。
録音スタジオのミキシングコンソール(調整卓)を思わせる重装備です。

ワイヤレスマイク、ワイヤードマイク、ラジオ、テープ、ラインイン(テレビやプレイヤーなど)を組み合わせて多彩なミキシング録音・再生が迫力あるサウンドで楽しめます。
スタジオミキサーになったつもりで歌やディスクジョッキー、ドラマなどを思いのままに演出してみましょう。

【けんぱん様の御意見】
ソニー・スタジオシリーズの名器CF−1980
上記のCF−1480と同じカタログからのサンプルです。
上面のツマミの数は松下の製品よりずっと多く、機能を誇ったのではないでしょうか。
ソニーのベストセラーとなったようです。

【筆者より】
このスタジオ1980は友人が所有していました。
まさしく多機能で、生録からミキシングまでなんでもこなせる優れものでした。
少年マガジンかなんかで1980マーク2を盛んに宣伝していたことを思い出します。

 

 

SONY CF-1980Mark5 CF-1980MARK5 \44,800(キャリングケース別売\4,000)(1977年頃?)

パワーアップ5.7W(EIAJ/DC)!
音質重視の大出力
オーディオ感覚が生んだハイグレード設計
スタジオミキシング、BCLも楽しめる3バンドとプレイ機能も充実

ゆとりの5.7W(EIAJ/DC)がビッグにパワフルに響きます。
しかも、ただ数字だけを誇るビッグパワーではありません。
あくまでも音質重視の立場からパワーアップ。
音質、出力を決定するパワーアンプ部の回路を厳選しています。
繊細な音の表情もそのままに再現できるビッグパワーです。
もちろん、スピーカーは16cmウーファーと5cmツィーターの2ウェイスピーカー。
また、チューナー部は、安定度・選択度・感度ともに優れた3バンドです。
BCL(Broadcasting Listeners)も楽しめます。
さらに、スタジオ感覚の本格的ミキシング機構を装備。
プレイも大出力と音質で迫ります。
●音質を大切にしたビッグパワー5.7W(EIAJ/DC)
●ゆとりのハイパワーを実現したITL、OTL回路使用のBTLパワーアンプ
●16cmウーファーと5cmツィーターの2ウェイスピーカーで低音から高音までクリアに再生、ウーファーはHi-Fi用スピーカーで定評あるカーボコン・スピーカー
●音抜けの良い金属メッシュのスピーカーグリル
●<デュアド>カセットが使えるテープセレクトスイッチ
●フェードイン、フェードアウトしてミキシングできるマイクフェーダー、ソースフェーダー
●ミキシングON/OFF、録音方式切り替えスイッチ(マニュアル録音OK)
●ミキシング専用マイクジャック
●ワイヤレスマイクとテープのミキシング演奏OK
●サーボモーター
●スライド式バストレブルセパレートトーンコントロール
●ラウドネススイッチ
●目的の局を鋭く選び出すセラミックフィルター
●MW/SWの受信を安定させるバッファーアンプ
●一定電圧でラジオの受信ができるレギュレーター回路
●FM/MW/SW 3バンドラジオ付き
●大きさ:幅376×高さ246×奥行104mm
●重さ:5.1kg(乾電池含む)
●スピーカー:16cmウーファー 5cmツィーター
●実用最大出力:5.7W(EIAJ/DC)

【けんぱん様の御意見】
ソニー・スタジオシリーズの終焉CF−1980 Mark 5
ソニーにとってCF−1980はよほど大事な型番なのか、Mark 5まで登場していました。
標準小売価格は\1,000ずつアップしてます(実はMark 3とMark 4は欠番!)。
しかし、Mark 5の登場は別項にupしていただいているZILBAPより後のことでした。
すでにラジカセの主流がステレオに移りつつあった時期に現れた、モノラル時代の終焉を告げたのが名器1980だったことにドラマ・・・なんて、あるわけないですかね。


 

 

SONY CF-1990 CF-1990 \49,800(キャリングケース別売\4,500)(1976年頃?)

20cmウーファーと5cmツィーターの本格的2ウェイスピーカー
新機構オートリピート(自動繰り返し)、オートリワインド(自動巻き戻し)を搭載

オーディオ感覚を十分に生かしたビッグサウンドが本格的に2ウェイスピーカーから響きます。
全面に開口率の良い金属メッシュを張り巡らし、大型マグネット採用の大口径20cmウーファーと5cmツィーターから迫力あるサウンドが再現されます。
出力は5.5W(EIAJ/DC)。
さらに、精密なメカニズムによる新機構、オートリピート(自動繰り返し)、オートリワインド(自動巻き戻し)を装備。
ノータッチで再生を何度も繰り返します。
ソニーならではのユニークで便利なメカニズムです。
また、プレイ派にとって魅力的なミキサーを装備。
3種類の音源の録音・再生のレベルを別々に独立してコントロールできます。
3重ミキシング再生・2重ミキシング録音など操作タッチは、まるで放送ディレクターの気分です。
●20cmウーファーと3cmツィーターの本格的2ウェイスピーカー。低音から高音までHi-Fiサウンド
●大出力5.5W(EIAJ/DC)で、のびやかな音
●開口率の良い金属メッシュのフロントパネル
●録音・再生状態でテープが終わるとノータッチで巻き戻されて自動的に再生を何度でも繰り返すオートリピート機構
●録音・再生状態でテープが終わると自動的に巻き戻し、いつでも最初から聞けるオートリワインド機構
●スライド式の本格的な3ウェイスタジオミキサー。3種類の音源を別々にコントロールしながら多重録再ミキシングが可能
●音楽録音専用の高性能<デュアド>カセット、CRカセットが使える3ポジションテープセレクトスイッチ
●テープ走行を一定に保つサーボモーター
●スライド式バストレブルセパレートトーンコントロール
●ラウドネススイッチ
●特に中電界、強電界地域でのMWの音質をより向上させるMW選択度切り替えスイッチ
●目的の局を鋭く選び出すセラミックフィルター
●妨害電波をカットしてMW、SWをクリアに選局するローパスフィルター
●一定電圧でラジオの受信ができるレギュレーター回路
●FM/MW/SW 3バンドラジオ付き
●大きさ:幅438×高さ295×奥行136mm
●重さ:6.2kg(乾電池含む)
●スピーカー:20cmウーファー 5cmツィーター
●実用最大出力:5.5W(EIAJ/DC)

【けんぱん様の御意見】
ソニー・スタジオシリーズの高級器CF−1990
私が初めてラジカセが欲しいと思った頃の、ソニーのモノラルラジカセ軍団の旗艦がこれでした。
ぼちぼちステレオラジカセも現れてきた頃ですが、FM/中波/短波の3バンドなのは当時のBCLブームを反映してのことでしょう。
松下の初代「Hi-Fi MAC」より登場は早かったのですが、こちらは20cmウーファの2ウェイ。
あまりに巨大だったからか、売れ筋はひとつ下のCF−1980 Mark 2だったようです。

【筆者より】
私もまったく同じ頃にラジカセが欲しいと思っておりました。
この機種を見た第一印象は「でかい」。
とにかく巨大かつ重さもはんぱではなく、持ち運びするのは相当な苦労が必要だったことでしょう。


 

 

CF-9000 リズムカプセル9000 CF-9000 \53,800(キャリングケース別売 \5,000)

ワルツからロックまで6つのリズムを自動演奏!
リズムセクションがついた!
本格的4ウェイ・スタジオミキサー
音質重視の2ウェイ・スピーカー・システムとまさに、「ミュージック・プレイマシーン」

リズムを自動演奏する画期的なラジオカセットの誕生です。
まったく新しいプレイ機能を装備しプレイの世界に新境地を開拓。
4種類の打楽器音を複雑に組み合わせることによって、6つの代表的なリズム−ワルツ、バラード、ボサノバ、スイング、ロック1、ロック2を生み出します。
リズムカプセル9000のために特に開発されたC-MOS IC(トランジスタ900個に相当)が大活躍。
お好きなリズムボタンを押してみてください。
ワンタッチで、ビートのきいた軽快なリズムが自動演奏されます。
さらに、リズムのテンポを自由にコントロールできますから、楽器演奏や、歌のレッスンで、確実なテクニックとリズム感覚を養うのにぴったり。
さらに本格的4ウェイ・スタジオミキサーを装備。
多重録再ミキシング用法を駆使して、グループ演奏も楽しめます。
あなたもリズムにのってみませんか。

●ワルツ、バラード、ボサノバ、スイング、ロック1、ロック2、6つのリズムをワンタッチで自動演奏
●16cmウーファーと5cmツィーターの2ウェイ・スピーカー・システムで低音から高音までクリアに再生。キャビネット自体が音響ボックスのような働きをする設計
●5.5W(EIAJ/DC)の迫力ある出力
●本格的な4ウェイ・スタジオミキサー、4種類の音源を別々にコントロールしながら多重録再ミキシングが可能
●ギター専用大型ジャック付き、ギターアンプとしても活躍
●スターと時にリズムの早さと調子を知らせるアプローチシグナル
●リズムのテンポを自由に変えられるリズムテンポ・コントロール
●一瞬のだい入力信号を捕らえて確実に赤く点滅するピークレベル・インジケーター
●低域での音割れを自動的に防止するパワーアンプ・リミッター
●テープ走行を一定に保つサーボモーター
●スライド式バス・トレブル・セパレート・トーンコントロール
●目的の局を鋭く選び出すセラミックフィルター
●FM電波を明確にキャッチするバンドパスフィルター
●一定電圧でラジオの受信ができるレギュレーター回路
●AM放送の録音中、ビート音をカットするISSスイッチ
●ポーズボタン
●フル・オートシャットオフ
●キュー&レビュー
●ワンタッチレビュー
●バリアブルモニター
●ラインイン・モニター
●エレクトレットコンデンサーマイク内蔵
●急に大きな音を入れても音割れしないソニーリミッター録音方式
●テープカウンター
●FM/AM2バンドラジオ付き
●大きさ 幅402×高さ288×奥行126mm
●重さ 5.4kg(乾電池含む)
●スピーカー 16cmウーファー、5cmツィーター
●実用最大出力 5.5W(EIAJ/DC)
【けんぱん様の御意見】
76年10月のカタログから、リズムボックス9000。
すでに採り上げていただいているCF-1990と同時期の製品です。
後継機は出ませんでしたが、ずっと後に、リズムとコード演奏機能を装備した機種も出現しました。

【筆者より】
おお、これぞ幻のリズムカプセル!
1976年当時、欲しかったのですが買わなくてよかったと思いました。(^_^;)
でも、このマシンを購入していたらひょっとしてエレキギターにのめり込んだかもしれない。
ちなみに筆者は楽器類はほとんど演奏できない。


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